さて、そんな横丁にあるアメ横センタービルの2階に海鮮市場 八芳はオープンした。
手掛けるのは2013年に設立された飲食企業、FANG DREAM COMPANYだ。同社はもともと中国人留学生だった人物が立ち上げた企業で、14年1月に銀座でオープンした「GINZA芳園」が1号店である。その後、創作四川料理や火鍋、卓上で客が注ぐスタイルの飲み放題を売りにした居酒屋など各種の業態を開発してきた。
どちらかと言うと「ガチ中華」寄りの業態を多く展開してきたが、転機となったのが24年2月に誕生した海鮮ブッフェダイニング 銀座八芳だ。
銀座八芳の特徴は、タラバガニやズワイガニ、さらにイセエビや和牛といった100種類以上の高級食材を食べ放題で楽しめる点にある。その他に本マグロなどを含む寿司や、それまで同社が得意としてきた中華料理も充実しており、アルコールも飲み放題。価格は現在1万3000円(税込み)だが、たまの贅沢ニーズなどをつかみ、同年12月には新宿店もオープンしている。
肉・魚・野菜がこれでもかと並ぶ壮観しゃぶしゃぶ
地下には熱気むんむんの中国物産店、その他のフロアもレトロな雰囲気が漂うビルの2階に位置する海鮮市場 八芳は、中に一歩入ると空気感が変わる。店内にはシンプルな内装にテーブル席がずらりと並び、それぞれのテーブルには1人1個のIHクッキングヒーターが用意されている。
客は席に着くと、まずテーブル備え付けのQRコードからモバイルオーダーでスープを選ぶ。スープは全13種類で、「麻辣牛脂スープ」や「本格酸湯スープ」といった中華風のものだけでなく「すき焼き風割り下」や「昆布としじみの和風だし」といった和風もある。それぞれ500円で、2種類まで選択可能だ。
スープを選んだ後は、食材が並ぶエリアに移動してセルフで選んでいく。食材は約25メートルにわたるレーンにずらりと陳列してあり、デザート・果物に始まり野菜、練り物やソーセージ類、魚介、肉といった順で並んでいる。

