心当たりがあれば、あなたの体操は‶なんとなく体操〟かもしれません。
「目的を理解して、筋肉を意識しながら動く」、その少しの意識の違いが、体の応答を劇的に変えます。
①「伸びの運動」—全身スイッチをオンにする
それでは、具体的な動きに入りましょう。まずはラジオ体操第一・1番「伸びの運動」から。
この運動の目的は、全身の筋肉と関節をほぐし、体を目覚めさせること。メインに動かすのは腹筋群や背中の筋肉ですが、意識すべきは「腕の動かし方」です。
ありがちな失敗は、指先をピンと伸ばして力を入れてしまうこと。これでは体がほぐれません。腕の力を抜き、「ふわ〜っと動かす」のが大原則です。
【ポイント】
かかとをつけ、つま先を自然に開いて立ちます。息を吸いながら、腕を肩幅でふわっと上に上げましょう。このとき「お腹が伸びる」ことを意識すると、骨盤がしっかり立ち、背骨が伸びて姿勢が整います。
腕を下ろすときに大切なのが、腕を体の「真横」を通して下ろすこと。多くの方が腕を体の前面から下ろしてしまっていますが、真横を通すことで脊柱起立筋群をはじめとする背中の筋肉が動き、血流がアップします。

