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小中高生の自殺が増えている・・・原因は学校問題が46%、子どもたちは何に悩み追い込まれていくのか《3つのケース》

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廊下に座り込む生徒
子どもの自殺の要因は警察庁やこども家庭庁による調査があるがまだまだ課題は多い(写真:zon / PIXTA)
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その後、自殺未遂をする。9月18日に体育祭があったが、加害者Aから「お前のせいで優勝できなかった」と言われたり、体育祭の打ち上げに誘われなかった。19日、辰乃輔は自室で自殺を図った。ただし、大きな物音に気がついた母親が発見。救急搬送されたため、一命を取り留めた。このとき遺書をノートに書いている。

<ぼくがいるせいでゆうしょうできないと言っていたAすみません。9/18今日がんばって体育さいに行った。やっぱり何もかわらなかった。ぼくは、1人だった。サッカー部のぼくをいじめた人、クラスでぼくをじゃまに思った人、ぼくはいなくなります>

この時点で、学校は「いじめ防止対策推進法」にもとづく対処をせず、重大事態が発生したという認識がなかった。一定の調査は行ったものの、クラスでの「いじめに関する内容は特定できず」という結果だった。サッカー部のいじめは「新事実なし」だった。

10月にも自室で自殺を図った。このとき、途中で母親に発見され、救急搬送された。このときの心情についてノートに<やっぱり、ぼくは、学校のじゃまものなんだ。いじめられたぼくがわるい。学校の先生たちは、なにもしてくれない口だけ>(10月26日)と書いていた。

その後も自殺未遂を繰り返した。中3の4月には自宅近くのマンションから飛び降りた。意識がなく、大腿骨骨折、肋骨骨折、脳挫傷等の重症だったため、辰乃輔は車椅子生活を送った。

6月初旬、中学校側が加害者側と被害者との間で、話し合いや謝罪の和解の場を設けた。その際に、A側の家族は辰乃輔に対して暴言を浴びせた。2次被害だった。このときの音声記録が残っている。

Aの父親:「飛び降りたのは自分の意思ですよね?」
辰乃輔:「死ななきゃわかんないんだと思ったんです」
Aの父親:「その足になったのは、君が飛び降りたから。人のせいにするんじゃないよ。君の足がそうなったのは、まず君が原因。君が飛び降りたっていう行為をしたから」
Aの祖母:「自分の意思が弱いのよね。それを人のせいにして」

いじめと面談時の暴言によって、辰乃輔に心理的負荷がかかった。辰乃輔はその後、自殺をした。これまでの取材によると、辰乃輔は中学時代にいじめを訴え、手紙を何度も書いていたが、学校や市教委は聞き入れなかった。結果、自殺未遂を繰り返した。自殺する2日前の9月6日付ノートにはこう書かれていた。

<教育委員会は大ウソつき。いじめた人を守って嘘ばかりつかせる。いじめられたぼくがなぜこんなにもくるしまなきゃいけない。僕は、なんのためにいきているのか分からなくなった。(中略)くるしいしい、くるしい、くるしい、つらい、つらい、くるしい、つらい>

いじめもさることながら、学校対応の不十分さが、辰乃輔を自殺に追い込んだ要因になっているのではないか。

自殺直前にもLINEで攻撃的なメッセージ…

19年10月26日深夜、大阪府堺市の中学2年生だったトモコさん(仮名、当時13)がマンションから転落し、救急搬送された。1週間後、死亡が確認された。警察によると自殺だった。母親はドアが開く音に気がついた。トモコが外出したときの音だ。近所の友人宅へ行くと思っていたが、近くのマンションから転落した。

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