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「お父さんと呼ばせれば家族になれる」は"大人側"の幻想 ステップファミリーの子どもが語る南丹市の事件の"本質"

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きむらひとみさん
南丹市の事件の報道を、ステップファミリーの子どもはどう見ているのか(写真:編集部撮影)
  • 大塚 玲子 ノンフィクションライター

INDEX

「『本当のお父さんじゃないのに』と言われ、腹が立って殺した」

今年3月、京都府南丹市で11歳の男の子を殺害した継父は、こう自供したといいます。犯行の背景には、「ステップファミリー(継親子関係を含む家族)」特有の難しさがあったようです。

2026年4月16日 安達結希君遺体遺棄事件 遺体発見現場付近に置かれた花束 場所=京都府南丹市園部町(写真:東京スポーツ/アフロ)

「継父」と報じないメディア

この事件の報道に、筆者は違和感がありました。男の子を殺害した母親の再婚相手を「継父」と呼ばず、「父親」とするメディアがほとんどだったからです。継親子や再婚家庭への偏見につながることを懸念したのでしょうか。

偏見はもちろん、よくありません。実際、良い関係を築いた継親子(けいしんし)も、たくさんいます。

でも、この事件で「継父」を「父親」と呼んでしまうと、背景にある“再婚家庭の難しさ”が伝わらず、対策につながらないでしょう。こうした事件はこれまでにも起きてきましたが、これ以上繰り返されてはなりません。

今回の事件や報道を、ステップファミリーの子どもはどう見ているのでしょうか。『ステップファミリーの子どもとしての私の物語』の著者で、臨床心理士・公認心理師のきむらひとみさん(ペンネーム・30代)に、教えてもらいました。

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