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「お父さんと呼ばせれば家族になれる」は"大人側"の幻想 ステップファミリーの子どもが語る南丹市の事件の"本質"

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きむらひとみさん
南丹市の事件の報道を、ステップファミリーの子どもはどう見ているのか(写真:編集部撮影)
  • 大塚 玲子 ノンフィクションライター
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――SNSなどでは、「うちはステップファミリーだけれど、うまくいっている。あの事件を再婚家庭と結びつけないでほしい」といった声も見かけます。

もちろん、本当にうまくいっている家族もありますし、今回の事件で「継親は皆、子どもを傷つける人ばかりだ」と決めつけるのは違うと思います。

ただ、「ステップファミリーには特有の難しさがある」ことは伝わってほしいですし、実際にうまくいかない家族もあります。そしてうまくいっていない家族には支援があるといいよね、という流れになってほしいです。

それと、親からすると「うまくいっている」のかもしれないけれど、子どもの気持ちはどうなんだろう、というのも思います。

相談窓口があるといい

――親だけが「うまくいっている」と思っていることもありますね。ステップファミリーをつくる人は、事前に知識をもっておけるとよいのですが。

そうですね。でも、再婚や同棲をするときにわざわざステップファミリーについて調べる人は少ないでしょうし、その言葉さえ知らないまま結婚する方も、たぶんたくさんいらっしゃると思います。

そう考えると、再婚する当事者だけでなく、学校の先生や家庭の悩みを扱う相談窓口など、周囲で支える大人の人たちにも知識を持っていてもらえたらいいなと思います。

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本当は、子ども連れで再婚するときには、ステップファミリーについての講座を受けないといけないとか、専門家との面談が必要とか、そういった仕組みがあると一番よいと思うのですが。

今回のような話も、「継父」が「父親」として報道されてしまったら、「ステップファミリーの難しさから起こる事件をどうやって防いだらいいのか」は議論されないままですよね。だからまずは、隠さずに報道されるようになるといいなと思います。

子どものときに「大人はわかっていないな」と思った経験を、お聞かせください。取材可能な方は、こちらのフォームよりご連絡ください。

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