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「お父さんと呼ばせれば家族になれる」は"大人側"の幻想 ステップファミリーの子どもが語る南丹市の事件の"本質"

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きむらひとみさん
南丹市の事件の報道を、ステップファミリーの子どもはどう見ているのか(写真:編集部撮影)
  • 大塚 玲子 ノンフィクションライター
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きむらさんが実体験を綴った著書『ステップファミリーの子どもとしての私の物語 ~親の離婚・再婚でできた「ギクシャク家族」が「ふんわり家族」になるまで』(金剛出版)(写真:編集部撮影)
父子家庭生活を経て、母親とその再婚相手の家へ移ったひとみさん。ステップファミリーでの暮らしが始まりましたが、継父を「お父さん」とは呼べず、気まずさを感じることが多かったそう。
でもその後家を出て、自分以外のステップファミリーのいろんなあり方を知るうち、継父のことも「ふんわりとだけど、家族」と思えるようになっていました(前回の記事はこちら)。

ステップファミリーの難しさ

――南丹市の事件の報道を、どう思いましたか。

最初は「父親」という報道でしたが、途中から「再婚相手」「継父」という言葉が出てきて、背景を想像しやすくなったな、と思いました。事実なのに、どうして最初から「継父」という言い方をしなかったんだろうとも思います。

――「継父」という語がタブー視されているのでしょうか。以前、ステップファミリーの本を編集したとき、担当者から「継母(継父)は差別用語ではないのか」と聞かれたことがあります。

それはそれで逆に差別というか、偏見ではないでしょうか。継父も継母も親の再婚相手を指す言葉で、悪い意味はないと思っています。特に子どもの立場からしたら、「ステップファミリーならではの難しさを、誰かにわかってほしい」と思うことは多いので、隠すべきではないのでは。

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