でもその後家を出て、自分以外のステップファミリーのいろんなあり方を知るうち、継父のことも「ふんわりとだけど、家族」と思えるようになっていました(前回の記事はこちら)。
ステップファミリーの難しさ
――南丹市の事件の報道を、どう思いましたか。
最初は「父親」という報道でしたが、途中から「再婚相手」「継父」という言葉が出てきて、背景を想像しやすくなったな、と思いました。事実なのに、どうして最初から「継父」という言い方をしなかったんだろうとも思います。
――「継父」という語がタブー視されているのでしょうか。以前、ステップファミリーの本を編集したとき、担当者から「継母(継父)は差別用語ではないのか」と聞かれたことがあります。
それはそれで逆に差別というか、偏見ではないでしょうか。継父も継母も親の再婚相手を指す言葉で、悪い意味はないと思っています。特に子どもの立場からしたら、「ステップファミリーならではの難しさを、誰かにわかってほしい」と思うことは多いので、隠すべきではないのでは。
