今年3月、京都府南丹市で11歳の男の子が行方不明になる事件がありました。逮捕された継父は「『本当のお父さんじゃないのに』と言われ、腹が立って殺した」などと自供したといいます。
親の再婚相手を子どもが「親」と思わないのは、ある意味当然のこと。こんな理由で子どもが殺される事件は、二度と起きてほしくありません。
子も実親も再婚相手も悩む
再婚家庭は、いわゆる“ふつう”の初婚家庭とは異なります。特に子どもがいる場合は、親の再婚相手との関係がうまくいかず、子どもも、実親も、再婚相手も、悩んでしまうことが珍しくありません。
そこで今回は、臨床心理士で公認心理師のきむらひとみさん(ペンネーム・30代)にお話を聞かせてもらいました。ひとみさんは、両親の離婚や父子家庭生活、母親とその再婚相手と暮らした経験を、著書『ステップファミリーの子どもとしての私の物語』に記しています。
「お父さん」とは呼べなかった母親の再婚相手のことは、いまでは「ふんわりとだけど、家族」と受け止めていると言う、ひとみさん。どんなことを感じてきたのでしょうか。
