首都圏の鉄道利用者には、青とクリーム色のラインが入った電車としておなじみのJR横須賀線・総武快速線。東京都心の地下を貫いて神奈川県と千葉県を結ぶ大動脈だ。
横須賀線の東京―品川間は6月の第1土曜日である6日、トンネル補修などの工事のために終日運休する。同日、横須賀線は品川で、総武快速線は東京で折り返し運転となり、同区間を走る特急「成田エクスプレス」も東京から先、新宿・大船方面は運転をとりやめる。
工事はこの1回だけでなく、9月と11月の土曜日にも予定されている。半年に3回の運休を伴う工事は、なぜ必要なのだろうか。
土曜日丸1日を運休して工事
横須賀線の工事運休に先立つ5月19~21日、JR東日本は京浜東北線の田端―田町間で快速運転を中止して、日中に線路などのメンテナンス作業を行った。作業員の人手不足が深刻になる中、同社はこれまで夜間が主体だった工事を日中時間帯にも行う体制にシフトしていく方針を示している。今回の横須賀線の工事もその一環だ。
ただ、工事の性格はやや異なる。京浜東北線の場合は夜間作業の負担軽減といった労働環境面の意味合いが強かった。一方、横須賀線の場合は、日中に運休して工事をすることで、夜間作業だけでは長期間かかるトンネルの補修を集中的に進めることが大きな目的だ。
集中的な補修工事が必要なのは、横須賀線のトンネルが通る場所の環境が影響している。
