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優秀な部下を潰す「三流上司のNGフィードバック」とは?部下に「AIの方がマシ」と笑われない指摘の鉄則

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優秀な部下を伸ばし、離職を防ぐ上司の必須スキルを解説(写真: trickster* / PIXTA(ピクスタ))

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日系大企業、コンサル、外資、スタートアップと、多様な職場でキャリアを築いてきた萩原雅裕氏は「どんな環境でも、優秀な人ほど『叩かれるたたき台を作っている』」という真理を確信しました。
「考えすぎてPCの前で手が止まってしまう」といった仕事の停滞を打破するため、著者は誰でも再現できる実践的なたたき台作りの技術を研究し、その普及に努めています。
ここでは「たたき台を部下から提出されたときの、上司のフィードバックの勘所」をテーマに、萩原氏が解説します。たたき台への対応を間違えると、優秀な部下は見限って転職してしまうかもしれません。
※この記事は、萩原雅裕氏の新刊『たたき台の教科書』をベースに書き下ろしたオリジナル記事です。

優秀な若手ほど「たたき台」を持ってくる

『たたき台の教科書: 頭の良さに頼らず一流の仕事をする技術』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

近年のビジネスシーンにおいて、「たたき台を作る人が一番えらい」という主張を目にする機会が増えました。できあがったものに対してアレコレ指摘をするのは簡単ですが、何もないゼロの状態からイチを生み出すのは最も大変で尊い作業だからです。

優秀な若手社員ほど、この「たたき台」の価値をよく理解しています。彼らは、最初から完璧な完成品を作り上げようとして時間を浪費することの危険性を知っているからです。

完成度が60〜70点、それどころか30点であっても、まずは「たたき台」としてタスクを早く提示し、チームや上司からのフィードバックを得る。そうすることで、手戻りを防ぎながら最短距離で正解にたどり着こうとします

何もない状態で口頭だけで議論をすると、「Aさん対Bさん」といった人間関係の対立構造に陥りやすく、いわゆる「空中戦」になってしまいます。

しかし、不完全でも目に見えるたたき台がテーブルに置かれることで、構図は「参加者対たたき台」へと変わります。優秀な部下は、この建設的な議論の場を創り出すために、あえて「叩かれるためのたたき台」を持ってくるのです。

優秀な若手ほど「参加者対たたき台」の構図を作るために「たたき台」を持参する(出典:たたき台の教科書

ここで問題となるのが「上司の受け止め方」です。部下が勇気を出して未完成のたたき台を持ってきたとき、上司がその意図や勘所を理解せずに間違ったフィードバックをしてしまうと、部下のモチベーションは急降下します。

それが繰り返されれば、「この上司のもとではまともに仕事が進まない」と見切りをつけ、最悪の場合は優秀な人材の流出(転職)を招きかねません。
 

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