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「“家”と“風景”は4人目の主人公なんです」
そう語るのは、公開中の映画『箱の中の羊』を手がけた是枝裕和監督です。
「主人公」とは、W主演を務める綾瀬はるかさんとお笑いコンビ「千鳥」の大悟さん演じる夫婦と、その“息子”のこと。
「第79回カンヌ国際映画祭」のコンペティション部門にも正式出品された本作は、子どもを亡くした夫婦が、息子の姿をした「ヒューマノイド」(演:桒木里夢さん)を迎え入れる、という「そう遠くない未来」のストーリー。
家族による戸惑いや葛藤、それを乗り越える家族の絆が生き生きと描かれるヒューマンドラマです。
是枝監督によるオリジナル脚本ですが、「最新のテクノロジーで亡き人をよみがえらせる」という発想が企画の出発点だったと話します。タイトルの『箱の中の羊』は、「星の王子さま」の一節から着想されたとのこと。
本作を含め、数々の是枝作品を彩るロケ地について、5月下旬、監督に聞きました。
是枝作品といえば「鎌倉」の地
本作の舞台地で、メインのロケ地となったのが、鎌倉の住宅地です。
鎌倉と是枝作品といえば、同じく綾瀬はるかさんが出演した、『海街diary』(2015年)が思い出されます。このときは、原作の舞台が鎌倉ということもあり、撮影も江ノ電の極楽寺駅や、鎌倉に実際にある民家で撮影が行われました。
