コロナ禍後に顕在化したのが「夜スイーツ」文化だ。深夜までやっているパティスリーやアイスクリームショップ、夜に開店するパフェ専門店、ショートケーキ専門店などなど、「飲み会の締め」や「自分へのご褒美」としての夜スイーツ市場が生まれている。
そんな中、限られた人だけが知る「会員制パフェバー」が話題を呼んでいるらしい。
パフェは今や珍しいものではないが、フルーツやムース、ジュレ、クリームなどをどう組み合わせ、盛り付けるかにそれぞれの個性が出る。思わず写真を撮って自慢したくなる、SNSコミュニケーション時代にふさわしいスイーツかもしれない。
会員制にするほどのパフェとはどんなものか。体験してみることにした。
店舗はどこにでもあるような雑居ビルの中に
話題のパフェバー「Remake easy」は都内主要駅をはじめ名古屋、札幌、大阪、博多など全国に7店舗を展開している。住所はそれぞれの店舗の会員だけに公開される。今回は取材として、新宿の某所にある店舗を訪れることができた。
新宿のどこにでもあるような雑居ビルのエレベーターに乗り、到着した階で扉が開くと、かなり照明を落としたムーディな空間が広がる。たたずまいは、高級なバーといったところだ。
カウンター内のスマートな男性がタブレットを差し出し、メニューの説明をしてくれる。新宿の歴史を話し出したかと思えばシャンパーニュ地方のストーリーへと滑らかにつながる話は、スイーツの説明というよりは講談でも聞いているようで、話のオチには拍手をしたくなってしまった。
