ネットで「メニューにある店は地雷」と揶揄されてきた肉寿司――。前編では、その元祖ブランド「肉寿司」がM&Aで運営会社を変えたこと、そして筆者が実際に「秋葉原 肉寿司」を訪ね、そこがもはやかつての赤身肉の店ではなく、食べ放題とネット集客に最適化された“別物”に変わっていたことを見てきた。
前編で触れた通り、この「肉寿司」の商標とフランチャイズ本部事業は5月、ガーデンからGOSSOという外食企業へと譲渡された。では、その買い手であるGOSSOとは何者なのか。そして、その手に渡った「肉寿司」は、これからどこへ向かうのか。後編では少し起源をさかのぼると共に、今後を占ってみたい。
実は「肉寿司」は馬肉から始まったもの
肉寿司といえば、その名の通り魚の代わりに牛や馬などの肉をネタにした寿司のことだ。今では多くの飲食店でこの肉寿司が提供されているが、ブームの発端が今回の「肉寿司」というブランドだ。
もともと「肉寿司」は、スパイスワークスという外食企業が生み出した業態だ。同社はこの「肉寿司」の前身として、「仕事馬」という馬肉を売りにした居酒屋を出店している。その後、「肉を寿司にしたら面白いのでは」という発想で「肉寿司」を生み出した。
