2026年3月に東武鉄道から発表された新形式車両1000系。これまでの東武のデザインから一新し、車体前面が六角形の形状をしている。さらにアルミ製のように思われる車体に、グリーンのアクセントが配色されている。同社の10000系シリーズや50000系シリーズとはだいぶ異なる印象である。
自動運転を目的とした実証実験を実施
東武鉄道は2027年からこの新型車両を導入するにあたって、少子高齢化や労働人口減少に向けて安全性や利便性など質の高いサービスを持続させるために、2028年以降に自動運転の対応を目的とした実証実験を大師線で行うという。また一部の編成には、施設モニタリング装置・みまモニシステム(営業走行時などに施設の状態を検測する)を搭載するなど、一種のロボット機能を搭載した未来的な車両だといえる。
列車の自動運転に関しては、1962年2月に営団地下鉄(現・東京メトロ)日比谷線で3000系車両を使用して、南千住―入谷間で行われた試験運行が最初である。自動運転の歴史は意外と古い。停止位置の誤差も±20cm程度だったようで、1964年9月からは1年ほど営業運転でも使用されていた。
完全無人運転を目的として自動運転が導入されたのは、いわゆる新交通システムである。神戸市で運行される神戸新交通のポートアイランド線が日本初で、1981年2月に開業している。その歴史は40年以上もあり、特に真新しいものではない。
