どのくらい似ているのかを調べて、もしほとんど同じ商品の場合、今からでも発売をやめるべきだけれど、会社からは中断せずに続けるよう指示がある。
これまでそのプロジェクトに費やした膨大な費用を考えると、やめる勇気が出ないのだ。
コンコルド旅客機の失敗事例
代表的な実例として、コンコルド旅客機の失敗がある。1969年、イギリスとフランスは、共同で世界初の超音速旅客機「コンコルド」の開発に成功した。
普通の旅客機の2倍の速さで飛行し、これまで8時間かかっていたニューヨークとパリを3時間で移動できるということで、世界中から注目が集まった。
ところが、座席は100席に満たず、燃料費も高いため、運賃は1人あたり184万円と非常に高く、乗りたがる人は多くなかった。
また、超音速旅客機の特性上、飛行中の騒音が非常に大きく、苦情が殺到したため、最高速度での飛行にも制限があった。後に公開された記録によると、イギリスとフランスは、コンコルド旅客機では利益を出せないとわかっていたという。
それでも、世界初の超音速旅客機というプライドを捨てきれず、事業を中断できなかったのだ。
