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撤退できないプロジェクト、別れられない相手、あきらめきれない心が判断を狂わせる「サンクコスト効果」の落とし穴

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会議に参加する女性
長年の投資、巨費をかけたプロジェクト……あきらめきれない思いが裏目に出る(写真:polkadot/PIXTA)
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どのくらい似ているのかを調べて、もしほとんど同じ商品の場合、今からでも発売をやめるべきだけれど、会社からは中断せずに続けるよう指示がある。

これまでそのプロジェクトに費やした膨大な費用を考えると、やめる勇気が出ないのだ。

コンコルド旅客機の失敗事例

代表的な実例として、コンコルド旅客機の失敗がある。1969年、イギリスとフランスは、共同で世界初の超音速旅客機「コンコルド」の開発に成功した。

普通の旅客機の2倍の速さで飛行し、これまで8時間かかっていたニューヨークとパリを3時間で移動できるということで、世界中から注目が集まった。

ところが、座席は100席に満たず、燃料費も高いため、運賃は1人あたり184万円と非常に高く、乗りたがる人は多くなかった。

また、超音速旅客機の特性上、飛行中の騒音が非常に大きく、苦情が殺到したため、最高速度での飛行にも制限があった。後に公開された記録によると、イギリスとフランスは、コンコルド旅客機では利益を出せないとわかっていたという。

それでも、世界初の超音速旅客機というプライドを捨てきれず、事業を中断できなかったのだ。

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