友人ネットワークや、自主性とつながりの相対的重みづけにおけるこの性差は、体内を循環しているテストステロンのじつに大きな男女差によって、さらに拡がる。
テストステロンは、人間の行動に幅広い影響を与える。私たちを競争に向かわせるというのも、その1つだ。テストステロン値が高いと、人は競争的になり、競争に勝つとテストステロン値の急増につながる。こうして、自己永続的なサイクルが生まれる。
男性は女性よりもテストステロン値が大幅に高いので、女性よりも競争的で、他の男性も当然同じだと思っている。
その結果、男性どうしの関係は、女性どうしの関係よりも、競争的な行動に寛容であるばかりか、競争は男性をひとまとめにしておく接着剤の役割を果たし、競争を中心に関係が築かれることがよくある。
多くの男性にとって完璧な友人とは、同じスポーツが大好きで、腕前も同程度の人だ。この条件が満たされれば、今日はどちらが勝者になるか、事前にまったく知りえない状態で、可能なかぎり激しく競争することができるからだ。
男性は緩やかな友人関係を結ぶ相手が多いので、有利な面があり、それは主に、競争の許容と背信の容赦というかたちで経験される。
男性は友人関係に期待しない
男性のほうが友人関係に期待するものが少ないので、友人関係についてあまり心配しないし、誰々さんがこれこれのことを言ったが、それはどういう意味なのか判断するために、会話の詳細についてこまごまと考えたりしない。
その結果、友人関係はあまりストレスにならない。だが同時に、男性の友人関係は、女性の友人関係ほどの支えも報いももたらしてくれない。これは重大だ。


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