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ビジネス #すごい中堅企業100 2026年版

海底ケーブル部品で世界シェア50%超、湖北工業の高収益ニッチ戦略/「第3の柱」育成の動きも

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湖北工業が2028年に竣工予定の米原駅前の新拠点の完成予想図。新幹線のアクセスを生かし、優秀な人材の確保を狙う(画像:湖北工業)
「中堅企業」カテゴリーの創設から約1年半が経過し、政府の支援策も本格的に動き出した。AIの進化や人手不足、インフレといった構造変化の中で、中堅企業は成長の牽引役として存在感を高めている。本特集では注目企業の戦略や競争力の源泉を徹底解説。ランキングなどを通じて、その実像と可能性に迫る。

湖北工業上場滋賀県長浜市

[設 立]1959年
[代表者]石井 太
[売上高]174億円(2025年12月期)
[従業員]160人(単体)

琵琶湖の北岸に位置する滋賀県長浜市に、極小の電子部品を世界中へ供給する企業がある。湖北工業だ。過去6年間、営業利益率は一度も2割を切らず、2025年12月期には売上高174億円、営業利益は46億円(営業利益率26.4%)と高収益を誇る。

主力製品の1つは祖業のリード端子だ。あらゆる電子機器に使われるアルミ電解コンデンサーという電子部品に組み込まれ、電子基板とコンデンサーを接続する役割を持つ、針金状の小さなパーツである。世界シェアは数量ベースで4割以上、金額ベースでは6割を超える。月産量50億個と競合メーカーを凌駕し、ニチコンや日本ケミコン、パナソニック インダストリーといったコンデンサーメーカーに納入している。

生産設備もほとんど内製化

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