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「まずやってみる」あずきバーの井村屋が130年続けてきた"実験"の正体 アンナミラーズ復活が示す「失敗」を力に変える流儀

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  • 永谷 正樹 フードライター、フォトグラファー

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「imuraya sweets marché Russelia(ラッセリア)」外観。Russeliaという店名には、ハナチョウジの花言葉「旅立ち」のその先にある“新しい出会い”という意味が込められているという(写真:筆者撮影)
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「失敗したから、菓子を作ることにした」
130年前、米相場で大きな損失を出した一人の商人が、たったそれだけの理由で菓子屋を始めた。その末裔が、「あずきバー」で知られる井村屋グループである。
今年2月27日、同社が三重県津市にオープンした新業態「ラッセリア」は、和菓子・アメリカンスイーツ・フランス菓子という異なる3ジャンルを一つの空間に集めた店だ。一度は全店閉店した「アンナミラーズ」も、2月13日にオープンした南青山に続いて復活を遂げた。
このジャンルの多彩さこそ、井村屋の「失敗と実験」を繰り返してきた歴史を象徴している。なぜ井村屋は、130年間「失敗」し続けながら成長できるのか。その経営哲学の正体に迫る。

「あずきバー」井村屋が130年続けてきた"実験"の正体

三重県津市の、お世辞にも好立地とはいえない商店街の一角に、今年2月にオープンした店がある。「imuraya sweets marché Russelia(ラッセリア)」。「あずきバー」で知られる井村屋が手がけた新業態だ。

和菓子、アメリカンスイーツ、フランス菓子という、本来交わらないはずの3ジャンルが100種以上のアイテムとともに一つの空間に並ぶ。一見すると「なぜこの組み合わせ?」という疑問が浮かぶ。

この店を理解するには、井村屋が創業以来130年にわたって積み重ねてきた「失敗と実験」の歴史を知る必要がある。

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【米の卸売から菓子製造へ】

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