「教科書の内容を丸暗記すれば、最難関の中高一貫校にも入れる」と思っている親が多すぎる―「学力」と「記憶力」は別物

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アメリカと日本で「記憶力」に対する感覚はどれだけ異なる?(左:窪田氏、右:青木氏。いずれも本人提供)
「近視になってもメガネをかければいい」と思っている人は少なくないが、実は近視は将来的に失明につながる眼疾患の発症リスクを高める、危険な疾患なのである。しかし、身近に眼疾患の経験者がいなければ、その実感が湧かない人がほとんどではないだろうか。『近視は病気です』の著者であり、近視の予防を呼びかける眼科医である窪田良氏の対談企画。
今回は国内外の記憶力競技で優秀な成績を収め、日本メモリースポーツ協会の会長も務める青木健さんを招いてお話を聞いた。第3回では、窪田氏が幼少期を過ごしたアメリカと比べながら、日本の教育システムや記憶力に対する感覚の違いについても語る。

アメリカの学校教育には「暗記」の概念がない?

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窪田:私は子どものころ海外で学びましたが、アメリカにはそもそも「暗記」という概念がなかったように思います。テストにも覚えて解けるような問題は出題されず、理解力や分析力を問われるものばかりでした。

低学年でも、単純なスペリングを問うような問題も少なかったですね。だから記憶力が悪いと思う私でも、コンプレックスを感じることはなかったのです。

でも、日本の学校に入ってからは「暗記ができないこと」がそのまま「勉強ができないこと」のようで、これには非常に苦労しました。

青木:確かに、日本はスペルミスにも厳しいですね。覚えるということに対して、教育の要求が多いのかもしれません。

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