窪田:メモリースポーツとして取り組めば単なる暗記より楽しいし、結果が見えると自分の成長も実感しやすそうですね。
「褒められてめっちゃうれしかった」
青木:おっしゃるとおり、結果が出るから楽しくなって、またやりたくなってしまうんです。やっぱり伸びるのは、自分自身の成長を楽しめる子どもたちですね。とくに受験だと、どうしてもほかの人と比べる姿勢になりやすいと思います。塾のテストもそうだし、友達がどこに受かったという情報もそうです。僕のスクールでも、できる子と比べて自信を失ってしまう子がいます。
窪田:過去の自分より良くなったという点をポジティブに捉えるべきだと思いますが、受験ではそうはいきません。他者と比べてしまうと、それはいろいろ難しい感情がありますよね。
青木:夏休みを使って難しい漢字をたくさん覚えてみようと発案して、僕が課題を作って子どもたちにチャレンジさせたことがありました。そうしたら、休み明けの国語の授業でたまたまその漢字が扱われて、「クラスで自分だけがその漢字を知っていた。褒められててめっちゃうれしかった」と言ってくれた子がいたのです。
これが自信になって、その子はもっと頑張ってみようという良い循環に入ることができました。
窪田:みんなの前で褒められるという体験は、子どもにとって非常にパワフルですもんね。
(構成:鈴木絢子)
