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10年ぶりに70代の母親が1人で住む実家を訪れると、電気、水道、ガスといったライフラインがすべて止まっていた。2階に上がってみると、そこは到底、人が住めるような状態ではなかった。
本連載では、さまざまな事情を抱え「ゴミ屋敷」となってしまった家に暮らす人たちの“孤独”と、片付けの先に見いだした“希望”に焦点をあてる。
YouTube「イーブイ片付けチャンネル」で多くの事例を配信する
ゴミ屋敷清掃・不用品回収の専門業者「イーブイ」(大阪府)代表の二見文直氏に、親子関係の悪化から生まれるゴミ屋敷の現状を聞いた。
動画:母が倒れたと聞き帰省…そこは想像を絶するゴミ屋敷だった
扉を開けると、鼻を突く“異臭”
関西地方の某所にある2階建ての1軒家。築年数は30年未満、外から見るとごく普通の物件で、むしろ明るい印象さえ持つ。しかし、玄関の扉を開けた先には、その想像とはかけ離れた光景が広がっていた。
リビングは足の踏み場もなく、あふれかえるゴミの山に、なぜか自転車まで転がっている。ここは長らく、生活の場として機能していなかったようだ。
キッチンも同様に、食品の空き容器などのゴミが散乱し、調理ができる状態ではない。冷蔵庫の扉を開けると、鼻を突く“異臭”がした。中では肉が溶け、容器に入った食品はもはや原型をとどめていなかった。
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