「温泉旅行で同じ部屋に宿泊」「終電逃して相手の家で一夜」“異性の友人”として30年「何もなかった」男女が46歳で結婚するまで

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夫婦
今回は「30年間の友人関係を経て結婚した2人」のお話です(イラスト:堀江篤史)

「ケンちゃんと結婚したら、貴重な友達が一人減っちゃうことになる。それは困る!と思っていました。でも、結婚してもケンちゃんという友達をなくすことはなかった。私たちはいい友達なんだよね、結局!」

東京の下町にある海鮮が美味しい居酒屋に来ている。刺身を食べながら熱弁を振るっているのは会社員の岡本洋子さん(仮名、48歳)。普段はおとなしめだが酒が進むと熱く饒舌になるタイプのようだ。隣でニヤニヤしながらやはり日本酒をハイペースで飲んでいるのが高校時代からの同級生だという健一さん(仮名)。夫婦ともに160センチ弱だという身長とリラックスした表情のせいなのか、仲の良い男子と女子がそのまま夫婦になったような印象を受ける。

出会いは高校の部活

出会いは高校1年生のときで、クラスも同じなら部活も同じ。健一さんはサッカー部員で、洋子さんはマネージャーだった。卒業後も部活メンバーの結束は固く、2023年に結婚した2人のために手作りの結婚式を開いてくれたという。

「私はケンちゃんとの結婚生活がダメだったら離婚して友達に戻ろうと思っています。サッカー部のみんなも『別れても2人とも受け入れる。俺たちはいつまでも仲間だ!』と言ってくれています」

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