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【人気記事を再配信】「タトゥーが入ってる女将の店なんて不味そう」「この恥が!」トチョニカペペさん(25)が、誹謗中傷されても“創業80年の店”を継いだワケ

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  • 肥沼 和之 フリーライター・ジャーナリスト

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個性あふれるファッションを楽しむトチョニカペペさん。実は、創業80年の老舗料理屋の女将だ(写真:トチョニカぺぺさん提供)
2025年4月に、東洋経済オンラインで反響の大きかった人気記事5本をお送りします。
「タトゥーが入ってる女将の店なんて不味そう」「この恥が!」トチョニカペペさん(25)が、誹謗中傷されても“創業80年の店”を継いだワケ
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《ブームから10年》「一流シェフの料理を立食で安く食べる」で一世を風靡した「俺のフレンチ」。最新店舗を訪れて知った意外すぎる"現在の姿"
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刺身包丁が滑らかに動き、柵のマグロが切り分けられていく。そのサイズはひと口大と呼ぶにはかなり大きく、見るからに食べ応えがありそうだ。マグロに続いてブリ、サーモン、タイなどにも包丁が入り、丼の酢飯に盛り付けられていく。

調理しているのはトチョニカペペさん(25歳・以下、ペペさん)。金髪と黒髪のツートンカラー、首や手の甲や指先まで入ったタトゥー、耳や口に光るピアス。一見すると和食の料理人とは思えない風貌だが、栃木県足利市にある海鮮料理や「まぐろ 加一」のれっきとした女将である。

栃木県足利市に店を構える「まぐろ 加一」(筆者撮影)

クラスでは孤立することも多かった

ペペさんの本名は、塚越永湖(つかごしとうこ)さんという。あるとき、初対面の人に自己紹介をしたところ、「え、トチョニカペペ?」と聞き間違えられ、それから愛称として定着した。

彼女を有名にしたのはSNSだ。厨房で調理をする様子や、個性的なファッションを身にまとったプライベートを発信し、TikTokとInstagramのフォロワーはそれぞれ15万人超にもなる。

そんなペペさんの生い立ちや女将としての日々、大好きだという家族への思いなどを取材した。

「まぐろ加一」は約80年前、ペペさんの曽祖父が創業した。戦後でお店もろくにない時代、リヤカーで野菜や魚の販売をしたのが始まりだった。その後、魚屋として店舗を構え、2000年に飲食店に業態変更。店名に「まぐろ」と掲げ、海鮮に特化した店として、昼はランチ、夜は通常営業をしている。

ぺぺさんが盛り付けた具沢山の海鮮丼(筆者撮影)
【写真を見る】「包丁さばきがすごい!」いつもの“ギャル姿”からギャップがありすぎる《女将のトチョニカぺぺさん》(19枚)

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【見た目はごく普通の少女だった】

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