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キャリア・教育 #逆境からの人々

「母はパチプロで貧しい家庭でした」「月給9万円で名刺1000枚を配り…」“怖い話”で280万人超から支持される人気YouTuberの《数奇な半生》

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  • 肥沼 和之 フリーライター・ジャーナリスト

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「怖い話」というジャンルで、289万人ものチャンネル登録者を獲得している、たっくーさん(写真:今井康一撮影)

母子家庭に生まれ育ち、裕福とは言えない環境だった。高校卒業後、一発逆転を狙ってお笑い芸人になるが芽が出ず、当時創世記だったYouTuberに転身するも鳴かず飛ばず……。

これは登録者数289万人(2025年7月10日現在)の人気YouTubeチャンネルの配信者・たっくーさんこと、澤村拓亨さん(29歳)の過去である。

都市伝説や怪談、ヒトコワを巧みな話術で配信するYouTubeチャンネル「たっくーTVれいでぃお」が大人気となり、いまやトップYouTuberに上り詰めたたっくーさん。

今夏は、リスナーから集めた怪談話がコミックスにもなった(マンガを読みたい方はこちらから)。

しかし、順風満帆に現在までたどり着いたわけではない。いかにして逆境を乗り越えて人気配信者になったのか、その数奇な半生に迫った。

ひとり親の母はパチプロで、家は貧しかった

福岡県で生まれたたっくーさん。家族構成は母親と、姉、弟の3人きょうだい。家族の仲はよかったが、母親はパチプロで、定職には就いていなかった。

そのため家は貧しく、小中学校のころは学校で必要な持ち物すら購入できない。痩せている体形を同級生からうらやましがられることがあったが、食うにも困っているのだから当然で、むしろどうすれば太れるのか知りたかったという。

またクラスではいじられ役で、残りの人生もいじりに耐えながら過ごすのかと諦め気味だったと話す。

そのような環境で育ったため、一発当てて人生逆転するためにはどうすればいいか、日々考えるようになった。数ある選択肢の中から選んだのが、お笑い芸人だった。裸一貫からでも成功のチャンスがある、夢のある世界に見えたからだ。

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【ネタが思い切りコンプライアンスに反していた】

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