大竹さんに浪人を決意した理由を聞いたところ、「医学部に入りたいから」と答えてくれました。
1浪目は駿台予備学校に在籍し、授業は取らずに自習室だけを使用していた大竹さん。朝起きたら予備校の自習室に行き、自分の体調と相談しつつ、夕方まで勉強をするか、途中で周辺を散策しにいくかを決めていたそうです。
「河合塾と代々木ゼミナールにも在籍者として名前だけ置いていたのですが、自習室は駿台ばかり使っていました。なぜなら名古屋城の堀が近くて、そこまで歩いていってアヒルや白鳥と過ごす時間が好きだったからです。喫茶店や雀荘、近くの円頓寺商店街にもよく行きましたね。散策する日は、予備校の自習室に戻ってから1日のまとめをして帰る生活をしていたので、勉強時間は5〜10時間くらいだったと思います」
成績がぐんぐん上昇した
自然が好きな大竹さんらしいリフレッシュ方法は、成績にも表れます。
河合塾・駿台・代々木ゼミナールの受けられる模試をすべて受けていた大竹さんの判定は、この年でグッと上がり、理科3類でもB〜A判定が取れるようになりました。
「これなら、もうこれ以上上げなくてもいいだろうってところまで成績が上がりました」と語る大竹さんは、この年に受けた最後の共通一次試験では国語の小説の1問ミスだけだったそうです。
この年は800点中790超えという結果を受け、東大理3と後期試験で受けた名古屋大学の医学部、慶応の医学部に出願。しかし、東大理3と慶応医学部には合格できず、唯一合格した名古屋大学の医学部に進学しました。
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