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「世界から遅れている」日本の新薬開発3つの問題 コロナワクチンでも露呈、解決には何が必要か?

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理化学研究所のスーパーコンピューター「富岳」が日本のAI創薬のカギを握る(写真:bee/PIXTA)

新型コロナウイルスのパンデミックは、各国の薬の開発能力の差も浮き彫りにした。ファイザーやモデルナなど海外の製薬企業がいち早くワクチンを開発・供給したのに対し、国産のワクチン接種が始まったのは、昨年の12月だ。

技術大国だったはずの日本は、なぜこんな状況になってしまったのか。

AI創薬にかかわる伊藤眞里氏(大阪大学薬学部薬学研究科・創薬サイエンス研究支援拠点化合物ライブラリー・スクリーニングセンター特任教授)に聞いた。

なぜ日本ではAI創薬が進まないのか

医薬品の開発において最も重要なのは、病気を引き起こす原因となる、あるいは治療に関係する“特定のタンパク質”を見つけることだ。

これまでは研究者の仮説に基づき、実証を繰り返す手法がとられていた。ターゲットとなる化合物は2.5万に1つも見つかればラッキーというほど、低い確率だった。

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