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ライフ #ウソみたいな人体の話

がん細胞を「抗がん剤工場」化、最新研究の驚く中身 実用化に期待!免疫システムを利用するアプローチ

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  • 中尾 篤典 岡山大学学術研究院医歯薬学域 救命救急・災害医学講座 主任教授
  • 毛内 拡 お茶の水女子大学 基幹研究院自然科学系 助教

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免疫システムを活用したがん治療の可能性が模索されています(写真:Graphs/PIXTA)
従来の免疫療法で効果が得られるのは、平均してがん患者全体の13%未満だと言われています。人間の持つ免疫システムを最大限に活用してがんを治療するために、さまざまなアプローチが模索されています。その中から実用化されれば多くの患者を救えるかもしれない最新の研究を紹介します。
※本稿は中尾篤典氏・毛内拡氏の新著『ウソみたいな人体の話を大学の先生に解説してもらいました。』から一部抜粋・再構成したものです。

従来の免疫療法は残念ながら不完全

がんの治療法は研究が進んでおり、まだ実用化には至らぬまでも、希望の持てそうなアプローチがいくつも出てきています。

人間が本来持つ免疫細胞の力を強化して、がん細胞を殺そうとする免疫療法は、がん治療において画期的なアプローチでした。しかし残念なことに免疫療法は完全ではなく、がんの種類によって最低5%から最高で30%、平均してがん患者全体の13%未満にしか効果がありませんでした。

効果が限られている原因は、免疫システムの持つ力を最大限活用し、免疫細胞を十分に活性化させることが難しいことにあります。

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【免疫の中心的な役割を持つ「T細胞」】

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