トラブル目立つがお得?旅行サイトvs.直接予約 同料金の場合はどっちを利用?旅のプロの使い分け術

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まず前提となるのは次の点だ。日本の旅行業登録を受けた事業者には、旅行業務取扱管理者の選任義務や営業保証金の供託義務など、消費者保護のための義務が課されているが、海外で登録されている外資系のオンライン旅行会社はこの義務が課されない。

その意味では、国内のオンライン旅行会社のほうが、外資系オンライン旅行会社よりも、トラブルが生じた際のサポートについては、有利とはいえる。

外資系大手で上にあげた4社はいずれも日本語のサポート体制を敷いているが、それ以外の外資系旅行会社も含めて、いずれも問い合わせの電話番号が見つけにくかったり、電話がつながりにくかったりするほか、日本人以外のスタッフが対応するために意思の疎通が十分でなかったりするなどの事例がみられる。

とはいえ、海外の宿泊施設に関しては日本のオンライン旅行会社よりも外資系オンライン旅行会社の取り扱い件数がはるかに多い。そのため、ホテルで直接予約をするか、それともオンライン旅行会社経由で予約するかという選択となるケースが多くなるだろう。

オンライン旅行会社では6~12%安くなる

かりにホテルの公式サイトでの直接予約とオンライン予約会社が同額の場合、ユーザーにとって後者にはどのような利点があるのだろうか。それは端的にいって割引とポイント制度にあるといえる。

オンライン予約会社の場合、主要クレジットカードとのキャンペーンにより、ホテル宿泊に対して一定額の割引が得られる。2023年9月17日時点で6%以上の割引が得られるカードは以下のとおりである。なお、いずれも以下のリンク先経由で購入し、特典のコードを入力し、該当するブランドのクレジットカードで購入することが条件となる(ほかにもサイトごとに細かな条件や規約がある)。

■エクスペディア
JCBカード:12%(日本国内は10%)(2023年11月30日までに予約、2024年3月31日までに宿泊)
VISAカード:8%(2024年1月31日までに予約、2024年6月30日までに宿泊)
アメリカンエキスプレス:8%(2024年1月31日までに予約、2024年6月30日までにチェックアウト)
■ブッキングドットコム
VISAカード:6~10%(次回の宿泊費に充当できるWALLETポイントとして還元、2023年12月31日まで)
マスターカード:6~10%(次回の宿泊費に充当できるWALLETポイントとして還元、2024年3月31日まで)
■アゴダ
マスターカード:10%~(2023年12月31日までに予約、2024年3月31日までに宿泊)
VISAカード:8%(2025年12月31日までに予約、2026年3月31日までに宿泊)
JCBカード:8%(日本国内は6%、2024年5月31日までに予約 2024年7月31日までに宿泊) 
■トリップドットコム
マスターカード:8%(2024年6月30日まで)
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