「ダルビッシュの相棒」が見た非凡なる才能の裏側 元専属キャッチャーが感じてきた「一流の哲学」

私がダルビッシュの専属捕手になったきっかけ
ダルビッシュ有投手は「雲の上の後輩」です。彼の専属的な捕手になったのには、幸運な出来事がありました。
ダルビッシュ投手は、高校出1年目の2005年6月にすでにプロ初勝利を挙げ、先発ローテーションに入っていました。ドラフト1位選手なので、7月に宮崎で開催されたフレッシュオールスター・ゲームに選出されたのです。
「チーム内にご当地の宮崎出身選手がいない。ツル、同じ九州出身だから出場してこい」
高校卒業後、社会人野球を経てプロ3年目の私は、鹿児島出身という理由だけで出場し、ダルビッシュ投手とバッテリーを組んだわけです。そして、その試合で本塁打を打ち、MVPを受賞しました。
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