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政治・経済・投資 #ウクライナ侵攻、危機の本質

ダボスで見た「ウクライナめぐる情報戦」の熾烈 メディアを駆使してロシア包囲網強め中国も牽制

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  • 舛友 雄大 中国・東南アジア専門ジャーナリスト

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ウクライナのゼレンスキー大統領は、ダボス会議に集まった世界のエリートたちに鬼気迫る表情で語りかけた(写真:筆者撮影)

毎朝起きる時、ウクライナのために自分が何をやれたか考えてほしい」

5月23日、スイスの保養地ダボスで開かれた世界経済フォーラム(通称ダボス会議)の開幕にあたって、ウクライナのゼレンスキー大統領が首都キーウからビデオ中継で特別講演を行った。ダボス会議は世界の政治家や経営者が集い、世界情勢を語り合う場として知られる。

予定より数分遅れて会場正面の大型スクリーンに現れたゼレンスキー氏は、トレードマークとなったカーキ色のシャツを着ていた。その形相がすごかった。やつれたような、何らかの覚悟をもったような、とにかく恐ろしい表情だ。軍事侵攻を受けた国のリーダーはこのような表情をするのか、との考えが頭をよぎった。

歴史は転換点にある

会場となったダボスのホールには各国から駆けつけた数百人のエリートが聴衆として集まっていた。その前段で、ダボス会議創始者のクラウス・シュワブ氏がウクライナ首相、外相、キーウ市長などからなるウクライナ代表団へ起立を求め、会場に拍手を促す一幕があった。

約20分ほどのスピーチでゼレンスキー氏は「歴史は転換点にある。まさしく残虐な勢力が世界を支配するかどうかを決定付ける瞬間だ」などと語り、石油禁輸や銀行封鎖、貿易の断絶などロシアへの「最大限」の制裁を訴えた。

終了後、自然とスタンディングオベーションが起きた。日本ではなかなか実感できない、欧州の団結を感じさせる瞬間だった。

それとは対照的に、ロシアの政治家やビジネスパーソンは誰一人として今回のダボス会議に招かれていない。

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【異例ずくめのダボス会議】

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