東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #決断筋を鍛える

たこ焼きの銀だこが、上場を果たしたワケ たこは8本でも、たこ焼き1本足の常識外れ経営

6分で読める
  • 徳谷 智史 エッグフォワード 代表取締役

INDEX

「築地銀だこ」でおなじみのホットランド。参入障壁が一見低すぎるように見える、たこ焼きで、なぜ今の地位を築けたのか

たこ焼きの「築地銀だこ」を運営する、ホットランドが9月末、東証マザーズに上場を果たした。「ときどき利用しているよ」という読者の方々も多いはずだ。だが、参入が極めて容易な「たこ焼き」で、しかも近年までは、たこ焼き1本の事業だったといってよい同社が上場を果たしたのは、きわめて異例のことだ。

実は、上場の背景には、経営論のセオリーを覆す信念があったのだ。今回は創業者・佐瀬守男社長の話をもとに、常識にとらわれない、ブレない決断について考えていこう。

売り上げは「1日350円」の日も

もともと佐瀬社長が、愛車を売った40万円を元手に、今の銀だこの前身となる店舗を群馬で立ち上げたのは1988年。当時は、スーパーの敷地内で、たこ焼き、焼きそば、大判焼きなどを佐瀬社長自らが焼いていた。

しかし、当時はどこにでもある「粉もの屋」で客入りは悪かった。待たせたくないので、作り置きをする。すると、味が落ちてしまい、客入りが悪くなる、という悪循環。売り上げは、なんと1日わずか「350円」の日もあったという。

2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象