700人に1人が資産｢30億円｣超リッチな国とは 世界各国の｢すごい話｣～アジア･アフリカ編～

最近まで船でしかこの島に行けなかった！？

『世界すご！ペディア』より

アフリカ大陸から 2000km の海にうかぶこの島は、世界でもっとも人里からはなれた場所ともいわれる。19 世紀にヨーロッパを征服したフランスの皇帝ナポレオン 1 世も最後、にげられないようこの島にとじこめられた。

長いあいだこの島には空港がなく、移動は船にかぎられていた。ようやく空港が建設されたのは 2016 年のこと。

この島特有の乱気流があるため、着陸するのがむずかしいという問題があるが、南アフリカ共和国の首都ヨハネスブルクとの定期便が運行されるようになり、島民は観光客がふえると期待している。

地球上でもっともくらしにくい場所

『世界すご！ペディア』より

この地域の大半は砂漠で、川も存在せず、農業に適した場所がほとんどない。また夏は乾燥して非常に暑く、7 〜 8 月は平均気温が40℃から 50℃にも達する。

冬と春にはシロッコとよばれる台風並みに強烈な風が吹きあれ、
視界がなくなるほどの砂嵐が発生する。

唯一の資源は海で、この地にくらす多くの人びとは漁業で生計を立てている。

世界一キツいマラソンにチャレンジ！

『世界すご！ペディア』より

舗装された道路以外の山野を走る競技のなかで、距離が 100km 以上のものをウルトラトレイルという。その過酷さで世界的に知られるのが、この島でおこなわれる「グラン・レイド」だ。

ゴールまでの距離は実に162km。登り坂を合計すると標高 9900m にもなる。

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コースにはドロドロの沼地や標高2000m の高山地帯も。島民が総出で食事コーナーなどを準備してくれ、食事をとりながら走りつづける。

あまりにもハードで、完走できるのは参加者の 6 割程度だという。