脂肪だけ落とす!正しいプチ「断食」のコツ 筋肉を落とさないファスティングとは?

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断食中も代謝が落ちないファスティングとは?(写真:Syda Productions/PIXTA)
短期間で体重を落とすことで人気のファスティング。酵素ドリンクを食事に置き換える手軽さもあって人気だ。
しかし、一般的に行われているファスティング法は、血糖値の乱高下を招き、リバウンドする可能性があるーー。そう語るのは、薬剤師の坂田武士さん。 坂田さんが考える“筋肉を落とさず脂肪だけを落とす、最善のファスティング”法とは?
当記事はVOCEウェブサイトの提供記事です

「一般的な方法でファスティングをすると、脂肪だけでなく筋肉も落ちてしまうというのが大きな問題点です。健康的にやせるには筋肉は落としてはいけません。

私が考案したファスティング法では、断食期にプロテイン、豆乳、甘酒をミックスしたドリンクを飲みます。筋肉を作るうえで欠かせないたんぱく質を積極的にとりながら、糖質や脂質は適量に抑えることで、血糖値の上昇と下降を緩やかにして食欲を安定させます。そのため、おなかが空きにくく、イライラしないので、リバウンドの心配もありません。

普段、食べ過ぎていて消化にエネルギーを使い過ぎていると、代謝酵素の働きが落ち、脂肪をためこみやすい体になります。でもファスティングをしてフル活動していた消化管を休めると、代謝酵素の働きが高まって、エネルギー消費が活発になってやせやすい体になります。

また、代謝に欠かせないビタミン・ミネラルや、脂肪の燃焼を促すL-カルニチンなどをサプリメントで補うため、さらに体脂肪が燃えやすい状態になるのです」(坂田先生)

無理なくファスティングができる

では、具体的な方法とは?

「4日間行う場合、まず1日目は“準備期”で、朝と昼は通常の食事(和食)をとり、夕食のみ断食用のドリンクに置き換えます。そして2日目、3日目が“断食期”で、ドリンクのみで過ごします。最終日の4日目は通常の食事に緩やかに戻していく“回復期”で、朝食は野菜と果物、昼食はおかゆを食べ、夕食はドリンクだけにします。

このように、固形物をとらずにドリンクのみになるのは2日間だけなので無理なく行えます。より効果を出したい人は、1週間で行うのがおすすめで、その場合、最初の2日間が準備期、3日目から5日目が断食期、あとの2日間が回復期にして行います。このファスティング法なら、筋肉を落とさず脂肪だけを落とせます」(坂田さん)

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