一般財団法人全国大学実務教育協会
―大学実務家教員を目指す研究員やビジネスマンのための実務家教員養成コース。内容は大学組織・教育力・研究活動・シラバス作成・授業運営・学生の理解・学生の支援など。修了認定証を授与。教鞭をとる道もある―
近年、知の循環を求める教育変革の流れの中で、企業等において貴重な実務経験を積まれた人を教員として大学に迎え入れる実務家教員制度が導入され、その結果、実務家教員と研究者教員が協働することを通して、大学における人材育成は大きく変化を遂げつつある。
文部科学省の中央教育審議会(中教審)では、教育の質保証システムの改善・充実の中で、クロスアポイントメントにより企業や団体内における身分を維持したまま大学に出向する教員(基幹教員)など多様な働き方を制度化している。このような動きの中で、大学実務家教員は確実かつ加速的に増加する傾向にある。
その一方で、大学の教育や研究に参画したいが、教授能力や知見に不安をもつ人も多いという現実もある。
一般財団法人全国大学実務教育協会が行った実務家教員へのアンケート調査では、「豊富な実務経験があるにもかかわらず教育経験の不足のために苦労したため学問体系として理論的に講義内容を構築する訓練を事前に受ける機会があればよかった」との意見や、「アカデミック教員と比較すると、論文数も少なく、今の大学の評価システムでは評価されない可能性がある」と危惧する意見もあった。
同協会では大学の教壇に立つことを希望している人や寄付講座等で講義をする人も対象に、大学における教育および研究実践力の修得を目的とする「大学実務家教員養成コース」を始め、今年度で第7回を迎える。所定のカリキュラムを修了すれば、同協会から修了認定証が交付される。また、大学・短大の教員を希望する人には、実務家教員を募集している同協会の会員校を紹介する。

大学実務家教員養成コースの演習風景
https://www.youtube.com/watch?v=d0EAqBjsVcw
「大学実務家教員養成コース」は次の日程で行われる。
9月13日(土)ZOOMリモート1講座、
9月13日(土)~12月5日(金)オンデマンド5講座
12月6日(土)対面演習1講座
受講申込締切 2025年8月29日(金)
一般財団法人全国大学実務教育協会 講座担当
TEL 03-5226-7288, FAX 03-3263-8633
E-mail:kouza@jaucb.gr.jp
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