だから「SLUSH ASIA」には若者が集まった 奇跡的ともいえる開催プロセス

✎ 1〜 ✎ 12 ✎ 13 ✎ 14 ✎ 最新
拡大
縮小
official photo by Hiro Takechi, Tsukasa Nakagawa, Toshi Futo, Yuji Nakajima, Naoki Yamashita

4月24日、世界的なスタートアップイベントSLUSH ASIAが東京お台場で開催されました。国内外から約3000人の起業家や投資家が集まり、有名経営者の講演や起業家ピッチコンテストで会場は熱気の渦に。SLUSHの特徴は若者、学生がその運営の中心となること。一過性のイベントというよりも、ムーブメントになっていることです。本稿ではSLUSH ASIAの若者の取組みをとりあげます。

SLUSH ASIAの始まり

SLUSHは2008年にフィンランドで、「若手起業家による若手起業家のためのイベント」として始まりました。最初は200人ぐらいの小さな集まりでしたが、ロックコンサートのようなステージ作りと演出が注目を集め、スター経営者が参加するようになって急速に拡大。7回目となる2014年は、世界中から起業家、学生、投資家が14000人以上集まる大規模なスタートアップフェスティバルになりました。

このSLUSHにスピーカーとして出演したMistletoe代表取締役兼CEOの孫泰蔵氏らの応援のもとTeam SLUSHが結成され、SLUSH ASIAが動き出しました。

①「最初からグローバル」を当たり前に

②イノベーションを生むオープンなコミュニティを作る

③「スタートアップはカッコいい」を見せたい

を目的に英語を公用語としたグローバルなイベントが日本で開催されることになったのです(SLUSHについてはこちらの記事をご覧ください)。

次ページ熱気につつまれたピッチコンテスト
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT