看護師が撮影した不適切な動画がSNS上に投稿され、批判が広がっている。
患者を守る立場であるはずの看護師としてあってはならない行為だが、これは個人のモラルの欠如だけで説明できる問題なのだろうか。本記事では、看護師による不適切投稿が起きた背景と、再発防止に向けて医療現場に求められることについて考える。
踏みにじられた患者の尊厳
10月8日、医療法人徳洲会千葉西総合病院(千葉県松戸市)に勤務する看護師が撮影した不適切動画が、SNSで拡散されていることが明らかになった。院内で患者が映りこんだ動画が無断で撮影され、グループ内で共有されたというものだ。
看護師によるSNSへの不適切投稿は、2025年1月に千葉大学医学部附属病院の看護師によるXへの不適切投稿が発覚し、問題になったことも記憶に新しい。
千葉西総合病院の問題が報道された後、JR札幌病院や柏厚生総合病院でも事案が相次いで明らかになった。また、医誠会国際総合病院では7月に公表した事案が10月に再びSNS上で拡散された。いずれも解雇などの処分が行われたと公表している(JR札幌病院は「就業規則等に基づき厳正に対処する」のみ)。
まず、千葉西総合病院の事案を時系列で整理する。


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