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ライフ #ナース・クライシス

耐えるしかなかった…看護師の心を壊す「感情労働」という見えない重荷 "白衣の天使"神話の裏で起こっている真実

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看護師
看護師が抱える「感情労働」の重荷とは…(写真:RichR/PIXTA)

INDEX

本連載で紹介してきた「看護師不足問題」。病棟閉鎖や診療規模の縮小を招くなど、見過ごせない医療崩壊の一因となっている。そしてもう1つ見落としてはならないのが、看護師という職業に対する“神話”が、看護師たちを苦しめているということだ。
“白衣の天使”と称される看護師の多くは、患者やその家族、あるいは同僚、他の医療者からの感情を受け止める一方、自らの感情を押し殺して業務を遂行している。「看護師になりたい」という夢を叶えた彼ら、彼女たちはこの過酷な“現実”に耐えられず、現場を去っていく。
看護の世界に何が起こっているのか――。看護ジャーナリストの筆者が真相を探った(短期集中連載の続編をお届けします)。

笑顔の奥で看護師が抱えるもの

病院に勤務する看護師の場合、夜勤を含む不規則な生活や、入院患者の療養の支援、手術のサポートなど、体力的な厳しさや目に見える業務が注目されやすく、多くの人は「忙しくて大変な仕事だ」と考えるかもしれない。

だが、それ以上に看護師の体力・精神力を大きく消耗させているものがある。それが「感情労働」と呼ばれるものだ。

感情労働とは、1983年にアメリカの社会学者アーリー・ホックシールドが提唱した概念で、自分の感情をコントロールし相手が求める感情を表現すること、または、それ自体が「仕事の一部」とされる働き方を指す。

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