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自分を犠牲にしなければ、誰かを救うことはできないのだろうか。
貧困、介護などのドキュメンタリーで、誰かを助けるため自分を顧みず奔走する人々の姿に心を動かされる。一方で、「この人たちはこんなに頑張っているのに、私は何もできない」と、圧迫感のある余韻が残る。私だって、誰かのために役に立ちたい。けれど自分の幸せも守りたい。
「これだけやっているんだから、介護で堂々とお金を稼いだっていいんじゃないかって思うんです」
障害福祉サービスを中心に事業を展開する株式会社ビジョナリーの代表、丹羽悠介さんは言い切った。彼は現在、愛知県一宮市を中心に、訪問介護事業、障害者グループホーム、障害者シェアハウスなど31施設を運営している(2026年9月時点)。
マッチョと介護、異色の組み合わせ
ビジョナリーを有名にしたのは、日本で初めてフィットネス実業団を立ち上げ、「マッチョ介護士」を打ち出したこと。筋肉美×介護という珍しい組み合わせが注目を集め、日本のみならず、アメリカやフランス、ドイツなど各国のメディアからも取材を受けている。マッチョの広告塔が若者を次々と引き寄せ、介護業界で深刻な採用難とは縁遠くなった。
「カッコいいは正義」が、丹羽代表の信念だ。


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