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ライフ #魚が消える国ニッポン、その対策とは?

そりゃマイワシも獲れなくなるわけだ…魚が消えても「海水温のせい」「外国のせい」と根こそぎ獲りつくす日本漁業の"自滅"

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減っているマイワシ(写真:筆者提供)
  • 片野 歩 Fisk Japan CEO/東京海洋大学 特任教授

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安くておいしい身近な魚、マイワシ。その資源が危機的な状況に陥り、釧路や銚子など太平洋側の主要産地では漁獲量が激減しています。

脂ののったマイワシを寿司や刺身で見かける機会が減った、と感じる人もいるでしょう。一方で、店頭には丸干しや鮮魚も並んでいるため、資源減少の深刻さは伝わりにくいのが実情です。これはマイワシだけの問題ではありません。日本の魚が消えていく本当の理由が十分に理解されず、効果的な対策が打たれていない状況が続いています。

日本の水産基本計画では、養殖などを除く漁業全体の漁獲量を2030年に444万トンとしています。しかしながら2025年の漁獲量は271万トンと回復するどころか悪化が続き乖離しています。

マイワシの漁獲量が前年比25.7万トンも減少

そして今年は(2026年)はマイワシの漁獲量が、1~8月時点で前年比25.7万トンも減少しており、同じ形で統計を取り始めた1956年からの恒例化してしまっている過去最低の更新が濃厚です。

脂がのったマイワシ(写真:筆者提供)

下の図をご覧ください。OECDとFAO(国際連合食糧農業機関)では、2024年と2034年の水産物生産量(漁業と養殖)を比較した予想をしています。全体では1億9000万トンから2億1000万トンへと10%の増加ですが、その中で100万トン以上の水産物生産量がある国のうち、減少が予想されるのは日本だけです(▲7%)。マスコミではほとんど報道されていませんが、資源管理制度の不備で、すでにとんでもないことになっているのです。

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