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ライフ #魚が消える国ニッポン、その対策とは?

そりゃマイワシも獲れなくなるわけだ…魚が消えても「海水温のせい」「外国のせい」と根こそぎ獲りつくす日本漁業の"自滅"

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減っているマイワシ(写真:筆者提供)
  • 片野 歩 Fisk Japan CEO/東京海洋大学 特任教授
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ペルーのカタクチイワシ禁漁で魚粉相場が暴騰していますので原料さえあれば高値が期待できます。しかし肝心の原料になる魚がなければ、好調が続いていた北海道のミール工場はお手上げです。

マイワシの減少をカタクチイワシの増加で補えていない

魚種交代という言葉があります。図表では、代わりにカタクチイワシが増えたように見えます。魚種交代でマイワシがカタクチイワシに変わったということでしょうか? しかし、1~8月の主要港における水揚げ量は、マイワシが前年同期比25.7万トン減ったのに対し、カタクチイワシの増加は1.6万トンにとどまりました。差し引き24.1万トンの大幅な減少で、少なくとも足元では、マイワシの減少をカタクチイワシの増加で補えていません。

深刻なのは、こういった魚が減っているデータが出ても対策は打たれていないことです。2025年秋のスルメイカ漁では、政治家らが水産庁にさらなる増枠を相次いで要請、水産庁は11月に漁獲枠をさらに1800トン増やしました。

さらに2026年はスルメイカの枠を前年比2.5倍(増枠前との比較では3.6倍)にしてしまい、超過してその分が今年の枠から引かれても、漁獲枠自体がハイパーインフレのようになっていてチャラ。これでは資源管理は機能せず魚は減り続け、社会に悪影響を与えてしまいます。そして獲れなくなると海水温上昇・外国が悪い・黒潮大蛇行といった責任転嫁が繰り返されています。

必要なのは政府が目指す「国際的にみて遜色のない科学的・効果的な評価方法及び管理方法とする」(水産庁)ではないでしょうか。そして社会が進んでいるか注視していくことが重要ではないでしょうか?

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