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ライフ #魚が消える国ニッポン、その対策とは?

そりゃマイワシも獲れなくなるわけだ…魚が消えても「海水温のせい」「外国のせい」と根こそぎ獲りつくす日本漁業の"自滅"

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減っているマイワシ(写真:筆者提供)
  • 片野 歩 Fisk Japan CEO/東京海洋大学 特任教授
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次のグラフは、マイワシの約70年と20年の漁獲量推移を示した全体像です。1980年代に急増した時期に比べ、2011年以降の増加は山がかなり低いことが見て取れます。海岸に大量のマイワシが打ち上げられたり、どこかでマイワシ大漁などといったりする部分的なニュースを見ると、個々の事象は事実であっても全体がわからなくなっています。

また、最低でも50~60年前からの漁獲データと比較することも重要です。上の2つ目のグラフは20年前からの漁獲量データです。これだけ見れば右肩上がりに見えますが、40年前(1986年前後)の漁獲量と比較すれば、漁獲量はそれほど多くないことがわかります。

日本全体の漁業生産量推移も同様に水産白書(2026年版)のように、データの期間を短く切り取られて表示されてしまうと問題の深刻さが分からなくなってしまいます。それぞれの魚種、そして漁獲量全体の傾向を、中長期的に把握しておくことは、消費者として魚を食べ続けるためにとても重要です。

カタクチイワシが増えているから大丈夫?

毎年夏にサンマの資源量調査が行われています。次のデータをご覧ください。今年(2026年)の結果は例年にも増して悪いものでした。日本漁船の漁獲対象になり得る東経180度以西の推定分布量は、前年より約6割少ないという調査結果が出ています。10月下旬現在、そのとおりの不漁となっていますが、この調査結果を受けて漁獲枠をさらに減らすなどの追加対策は取られていません。

(画像:水産研究・教育機構の資料を編集)

サンマ(オレンジ)の調査時には、サバ(青)とカタクチイワシ(緑)のデータも得られています。この調査では、2025年に比べ、マイワシとサバ類(マサバとゴマサバ)がほぼ見当たらない結果となっています。マイワシは6月の解禁後北海道での水揚げはゼロとなっており、このまま漁期(10月末)を終えそうです。

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