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政治・経済・投資 #野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」

AI悪用のサイバー攻撃が急増→「全弾迎撃」は不可能に… 生活インフラを死守するために社会全体が順応すべき"新常識"

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サイバー攻撃
AIエージェントを利用して攻撃対象の弱点を探し侵入方法を検討させる手口が増えている(写真:World Image/PIXTA)

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このところ、サイバー攻撃が急増している。

韓国では金融機関が攻撃を受け、氏名やメールアドレスなどの顧客情報が流出した。日本でも、JR東日本をはじめとしたさまざまな組織がサイバー攻撃の標的となり、顧客情報が漏洩した。

これらの事件の特徴は、AI(人工知能)が用いられていることだ。今年の初め頃、AIを利用したサイバー攻撃が行われる危険が指摘されたが、それが現実化しているとみることができる。

AIがサイバー攻撃にもたらした革新的変化

従来、高度なサイバー攻撃を行うには、専門的な知識を持つ技術者と相当な準備期間が必要だった。しかし、AIエージェントを利用すると、攻撃対象の弱点を探し、侵入方法を検討し、さまざまな方法を試す作業の一部を自動化できる。

これによって、攻撃の費用が大幅に低下する。その結果、従来は専門家集団でなければできなかった攻撃を、少人数でも試みられるようになった。

韓国の銀行攻撃事件では、中国在住の26歳の人物がAIを利用して攻撃した疑いが指摘されている。これは、少人数による大規模な攻撃の可能性を示す典型例だ。

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