有料会員登録
ライフ #百貨店消滅タウン

「初日15万人」四国最大のそごうが大成功→客がどんどん流出…県庁所在地なのに百貨店が全滅「四国有数の大都市」の事情

10分で読める
「ようこそ徳島へ」の看板とヤシの木の向こうにそびえる、巨大なアミコビル。アミコのロゴの左側にうっすらとそごうのマークが見える(写真:筆者撮影)

INDEX

かつて百貨店は「特別な場所」だった。しかし今、多くの街からその姿が消えつつある――。本連載では、百貨店が消滅した街を歩きながら、「なぜ消えたのか?」を街ごとに分析していく。
第9回は徳島県徳島市。かつて徳島市内に5つの百貨店が存在したが、現在はすべて消滅。県庁所在地でありながら、なぜ百貨店は全滅したのか。
徳島駅を出ると、背の高いヤシの木と「ようこそ徳島へ」の看板が迎えてくれる(写真:筆者撮影)

9月下旬、徳島駅に降り立つと、空へまっすぐ伸びるヤシの木が出迎えてくれた。頬に当たる風には、まだ夏の暑さが残っている。少し歩くと、その南国めいた景色の先に、ひときわ大きな建物が見えてきた。

このアミコビルにそごう徳島店が入っていた(写真:筆者撮影)

かつて、徳島市には5つの百貨店があったが…

地上11階、地下2階、延べ床面積約8万8000平方メートルの「アミコビル」だ。商業施設のほか、市立図書館やオフィスも入る複合施設になっている。このビルの核テナントとして、1983年から2020年まで営業していたのが「そごう徳島店」である。

現在は、2階と5階の一部に「三越徳島」が入っている。ただし、これは高松三越が運営するサテライト店で、日本百貨店協会の店舗一覧に、徳島県の店は載っていない。

もっとも、徳島市から百貨店が消えたのは、そごうが初めてではない。かつて市内には、5つの百貨店があった。

・徳島デパートメントストアー(1922年~戦時中。閉店年不詳)
・新町百貨店/丸新百貨店(1934~1995年)
・一楽屋百貨店(1935年~戦時中に休業)
・つぼみや百貨店(1964~1986年)
・そごう徳島店(1983~2020年)
【写真を見る】「初日15万人」四国最大のそごうが大成功→客がどんどん流出…県庁所在地なのに百貨店が全滅「四国有数の大都市」の事情(34枚)
2/6 PAGES
3/6 PAGES
4/6 PAGES
5/6 PAGES
6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数