「俺が稼ぐから、働きたくないなら働かんでもええ」
山田夫妻(仮名)は、結婚10年目の夫39歳、妻37歳。10歳の長子と、4歳の双子を育てています。令和の時代には珍しく、夫は昔から少し昭和堅気なところがありました。
「男は甲斐性やろ」
「黙って稼いでナンボや」
そんなことをよく口にする人でした。ただし、妻にお金を出し渋るタイプではなく、むしろ逆。妻が第一子を妊娠したころ、夫の女友達が「2人の子どもなのに、妊婦健診の費用を妻が払うのはおかしくない?」と愚痴をこぼしたことがありました。
それを聞いた夫は、「それは確かにそうやな」「お腹の中で育ててくれる手間賃や」と言い、妻が妊婦健診へ行くたびに1万円を渡すようになりました。妻が第一子の出産を機に会社を辞め、その後、派遣で働くようになってからも、「俺が稼ぐから、働きたくないなら働かんでもええで」と言っていたそうです。
そんな現在の夫の年収は約800万円。自分の小遣いとして月3万円だけを残し、それ以外は妻に渡していました。



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