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「俺、全部渡してたやん」年収800万円・小遣い3万円の39歳夫が絶句…妻に聞いて判明した「わが家の貯金額」

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口を開けている、驚いたような表情の猫
世帯年収1000万円なのに…夫が妻に貯金額をたずねると驚きの答えが(写真:Yuliya/PIXTA)
  • 丸山 晴美 ファイナンシャルプランナー(AFP)・消費生活アドバイザー
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50万円という驚愕の貯金額が判明してから、夫も家計を見るようになりました。といっても、いきなり妻から家計管理を取り上げたわけではありません。

妻と相談しながら、「このスマホ代、もっと安くできるんちゃう?」「ふるさと納税ってちゃんとやったほうが得なん?」「この保険って、ほんまに今も必要?」と、自分でも調べるようになりました。

格安スマホについて調べ、料金プランを比較する。ふるさと納税の仕組みを知る。家計の固定費を1つずつ見直す。始めてみると、それが意外にも面白かったそうです。

「こういうの、俺けっこう好きかもしれん」

自分でも少し驚きました。これまでは、「細かい家計管理は妻に任せて、自分は黙って稼ぐのが男らしい」と思っていました。けれど、家計のことを妻と相談しながら考えるのも悪くない。むしろ、一緒に調べ、一緒に決めるようになってからのほうが、「家族のために働いている」という実感が強くなりました。

お金を貯めること自体が目的ではない

妻と10年間の支出を振り返った夫は、「もっと貯めておけばよかった」という後悔だけを残したわけではありませんでした。旅行も外食も、家族で楽しんできた大切な思い出です。

お金を貯めること自体が人生の目的ではありません。大切なのは、「何のために貯めるのか」「何にお金を使いたいのか」を夫婦で共有することです。

山田夫妻なら、これからは子ども3人の教育費をしっかり準備する。その一方で、家族旅行にはこれからも行きたい。そのためにスマホ代や保険を見直し、ふるさと納税も活用する。どこを削り、どこにはお金を使うのかを、2人で決めていけばいいのです。

目指すべきなのは、「できるだけお金を使わない家計」ではありません。使いたいところや使うべきところに、お金が使える家計です。

50万円という貯金額は、夫にとって大きなショックだったでしょう。しかし、それをきっかけに、妻任せだった家計を2人で見るようになりました。

家計が思うようにいかなかったとき、過去の支出を「あれは無駄だった」「もっと節約すべきだった」と責め始めれば、お金の話は夫婦喧嘩になってしまいます。

それよりも、「これから何のために貯めるのか」を話すこと。楽しい未来を2人で共有できれば、節約も単なる我慢ではなくなります。

山田夫妻にとって「貯金50万円」は、失敗の答え合わせではなく、夫婦でこれからのお金について考え始める転機になったのです。

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