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ライフ #愛おしきレトロアパレルの世界

「時給500円の高校生が7000円で購入」→「40年経っても綺麗なまま」…ものづくりの街が生んだ「ミキハウス」一着の愛しい記憶

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1983年頃の写真。40年以上大切にしている「ミキハウス」のベースボールシャツが持つ物語とは――(写真:由紀さん提供)

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ファッションは、ただ身にまとって自分を美しく見せるためだけのものではない。時代や文化、時にはその人の生き様までも映し出す。では、昭和~平成の時代に一世を風靡したアパレルには、どんな物語が眠っているのか。
連載「愛おしきレトロアパレルの世界」。初回は「ミキハウス」を取り上げる。

ものづくりのまち・八尾市が本拠のアパレルメーカー

大阪府八尾市は、古くから地場産業や町工場の集積で知られる、ものづくりのまちである。ミキハウスを展開する三起商行もこのまちで創業し、現在も本社を置く、八尾市を代表する企業の一つだ。

この街で生まれ育った山本由紀さん(仮名、59歳)が見せてくれたのは、ダンガリー素材のベースボールシャツだった。タグをよく見ると、ミキハウスの製品だとわかる。

1983年頃に購入した、ミキハウスのベースボールシャツ。40年以上経った2026年現在でもこの通り、綺麗なままだ(写真:由紀さん提供)

ミキハウスは、1971年に同地で創業した。由紀さんがこのシャツを購入した1980年代前半、ミキハウスは初のテレビCMが話題となり、子ども服メーカーから全国的なブランドへと成長していた。八尾で暮らす由紀さんにとって、ミキハウスは身近な存在だった。

そんな中、由紀さんがこのシャツを購入したきっかけには、母の存在があった。

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