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みなさんは太宰治の『人間失格』は、英語で何と訳されていると思いますか?
「失格」は英語でdisqualification。そう知っていれば、Human Disqualificationのように訳したくなるかもしれません。
しかし、もっともよく知られている英語タイトルは、まったく違います。
No Longer Human
直訳すれば「もはや人間ではない」です。
「直訳」では、作品の空気は伝わらない
この訳を初めて知ったとき、僕は「なるほど、たしかにこちらのほうが作品に合っている」と感じました。そして同時に、英語の面白さは、こういうところにあるのではないかと思ったのです。
単語を覚え、文法を覚え、問題を解く。テストのためだけに勉強していると、英語はどうしても単純作業になってしまいます。僕自身、英語がまったく面白くないと感じていた時期がありました。
そんな人におすすめしたいのが、「この日本語は、英語ではどう表現されているんだろう?」と考えてみることです。
ただ単語を置き換えるのではありません。その言葉が場面の中で果たしている役割まで考え、「自分が翻訳家ならどう訳すか」を想像してみるのです。
これを始めると、英語は暗記科目から、言葉の意味を考えるゲームに変わります。



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