対してニクシチは、結構辛みを感じる。肉を食べるとまず感じるのは香ばしい炒めた香りで、次に肉のしっとりとした食感、かむと染みたタレの不思議な風味と、辛みが追いかけてくる。しょうがやニンニクといった風味付けを感じないながらいくらでも食べ進められる中毒感がある。
肉とともに敷かれたキャベツ、その下に隠れたスパゲッティという定食の定番構図を押さえつつ、キャベツが肉の下までみっしり隠れていて驚いた。マヨネーズでいただくもよし、ニクシチのタレしみしみにしていただくもよし。みそ汁も油揚げが細かく刻まれ、だしの風味も満足感が高い。
食事だけでなく、カフェとしても十分使える
全体で約230席とそこまでキャパシティーが大きいわけではないものの、五反田と新宿、それぞれが誇るユニークな料理を味わえる非常に満足感の高いフードコートだ。紹介したように、これらに加えてミシュランの味を楽しめるとなると、店舗のクオリティは都内のフードコートでも有数の高さと言える。店舗を眺めていると「ビル割」なるサービスもあるようで、オフィス棟で働く人がうらやましい。
カフェが2つも入っているのもポイントだ。五反田駅からちょっと歩くものの、フードコートで全席が長時間満席、ということはほとんど考えられないからカフェユースで訪れるのもおすすめだ。日本郵政不動産のフードコートというのはこれまで訪問したことがなかったが、イオンやららぽーと、森ビル系に負けず劣らず、なかなかの実力であった。
最後に余談だが、五反田は渋谷に続かんとばかりにITベンチャーの集積が進んでおり、街中でも実験的な取り組みをいくつか見かけた。
五反田食堂はまだオープンからそう時間が経過していないため、オープン当初のテナントから大きく入れ替わりはないものの、先日「荻野屋 回 -kai-」が閉店。新たに五反田の顔となるような店がポップアップに出店できるような仕組みを設けたりしても、面白いかもしれない。



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