INDEX
中国の国有大手自動車メーカーである広州汽車集団(広汽集団)は9月14日夜、同じく国有大手で吉林省長春市に本拠を置く中国第一汽車集団(一汽集団)の出資を受け入れる計画を発表した。実現すれば、一汽が広汽の第2位株主となる。注目されるのは、広汽集団が一汽集団と外資が出資するある合弁メーカーの株式を取得するという合意事項だ。
関係筋によると、この外資合弁メーカーは、トヨタ自動車との合弁である一汽トヨタを指しているという。これは、中国北部に本拠を置く一汽トヨタと南部に本拠を置く広汽トヨタという2大合弁会社が今後、統合される可能性を示唆している。
発表によれば、14日、広汽集団は一汽集団傘下の事業持ち株会社、一汽股份と意向書を交わした。第三者割当増資により資金を調達、一汽集団と外資との合弁メーカーの株式の取得に充てるという。
今回の再編の焦点
広汽集団は、今回の取引はまだ計画段階であり、再編計画については適時公表するとしている。
今回の一汽股份による出資は、重要な資産再編および関連当事者取引に該当するが、実質的支配者の変更には当たらず、再編上場にも該当しない。つまり、広汽集団の実質的な支配権は引き続き広州市国有資産監督管理委員会が握ることに変わりはないという。
今回の再編の焦点となっている一汽トヨタの前身は2000年に設立され、現在は日本のトヨタ本体、現地の事業統括会社であるトヨタ中国と一汽集団が出資している。一方、広汽トヨタは04年にトヨタと広汽集団が出資して設立、広汽集団の出資比率は50%となっている。


※ログイン後、コメント入力が可能です。