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ロータリーエンジン車が集結する「榛名ロータリーミーティング2026」(5月30日:群馬県伊香保スケートリンク)で、ミクニが「RX-7」(FC3S後期型)向けのメタリングオイルポンプを復刻し、マツダ純正品として開発検討に着手していることを発表した。
ミクニと聞いて、すぐにピンときた人もいるだろう。キャブレターで一世を風靡した、あのミクニだからだ。
一方で、いまや「キャブレターって何?」という人も多くいるはずで、そうなると「ミクニとは?」となる人もいるだろう。
今回、ミクニのR&D拠点である小田原事業所で技術と生産の担当役員らと意見交換する中、今年4月から実行フェーズとなった「総合商品計画」の中身が明らかになった。
総合商品計画が「取材」という形でその内容が社外に公開されるのは、今回が初めて。
そこから見えてきたのは、「不確実は当たり前」を大前提としたうえで、ミクニ100年の歴史に裏打ちされた「筋の通った新しい発想」と、「ミクニが日本を変える」という強い意識だ。
「キャブのミクニ」103年の歴史
まず、ミクニとはどんな会社なのか。そこから話を始めよう。
創立は、いまから103年前の1923年。「合資会社 三國商店」として自動車、自転車とその関連部品の輸入事業からスタートした。
1932年にはイギリスの気化器(キャブレター)とイタリアのコンプレッサーについて製造権を取得し、東京の蒲田で1936年から生産を始める。1944年には現在、小田原事業所となっている小田原工場を稼働している。
大きな転機は1960年にフランスのソレックスと技術提携し、ソレックスのキャブレターの生産を始めたことだ。
当時の日本は高度成長期にあり、自動車産業が拡大する中でキャブレターの需要も急激に拡大していった。そして、若者がクルマに憧れる中で、スポーツカーに搭載されるソレックス等の最新キャブレターとミクニの名前が、世の中に浸透していくことになる。


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