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「早期退職をしたら、自分の安否確認をしてくれる人がいなくなったんですよね」
「認知症になった母の家が荒れていくのを見て、自分が行く道みたいな気持ちになりました」
「今、家庭内別居中で、定年を前に自分を大切にして生きていこうと思ってます」
2026年9月上旬、大阪で開催された「大人の女子寮プロジェクト」のお茶会に集まった女性たちが口々に語った。
参加者は、おひとりさまや離婚を経験したシングルマザーなど40~60代の女性たち。お菓子を持ち寄り、和やかな雰囲気で時に笑いも飛び交う。しかし、話題は投資や医療保険、エンディングノートなど現実的で切実な老後の悩みだ。
「大人の女子寮」とは、40~80代くらいのおひとりさま女性たちが集まり、コミュニティつきの集合住宅をつくるプロジェクトのこと。取材した日は、リピーター限定の会で、大阪のみならず兵庫や福井などの府外からも合わせて13人が参加した。
高齢の単身者は賃貸契約を拒否されやすい
総務省の「国勢調査」によると、65歳以上の単身女性は1980年の約69万人から2020年の約441万人に増加。高齢者は一定の資産や収入があっても「孤独死リスク」や「保証人不在」を理由に、賃貸契約を拒否されやすい構造的課題がある。単身女性にとって、将来の「住まい」は考えなければならない課題の一つだ。
高齢になってから、どこでどうやってひとりで生きていくのか――。大人の女子寮プロジェクトは、この問題に真っ向から取り組んでいる。


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